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内科・呼吸器内科

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内科・呼吸器内科

内科一般/COPD・肺気腫/喘息・アレルギー/睡眠時無呼吸症候群(いびき)/在宅酸素/高血圧/糖尿病/脂質代謝異常症(高脂血症)/高尿酸血症/胃腸炎/関節リウマチ・膠原病/不整脈/腎機能障害

(その他あらゆる病気に関してお気軽にご相談ください)

 

当院では喘息・咳喘息の診断に有用な 呼気NO測定が可能です。

大阪府枚方市で呼気NO検査を行っている医療機関は、当院と関西医科大学附属枚方病院、市立ひらかた病院のみです。
呼気NO検査により、喘息やアレルギーによる咳を判断することができます。スパイログラフィーでは区別がつきにくい喘息や気管のアレルギーを診断するために用いられます。

感染症迅速検査:コロナ、インフルエンザ、溶連菌、アデノウィルス、マイコプラズマ が可能です。(数分で測定可能です。)

COPD・肺気腫について

喫煙などの有害物質に肺が長期間刺激されることによって空気がうまく吐き出せなくなり、息切れを生じる病気です。
せき・たん・息切れが原因で生活に支障をきたします。日本では約530万人を超える患者数がいるといわれていますが、適切な治療を受けているのは22万人ほどと言われています。

症状
  • 少しの動作で息切れしやすい
  • 少しの動作で動悸がする
  • 頻回にせきが出る
  • たんが多い
検査

COPDの診断では、スパイロメトリーと呼ばれる呼吸機能検査を実施します。
胸部レントゲン肺の状態を確認することができます。
必要に応じて胸部CT(CTは、くずは画像診断クリニックに外注)を行います。

治療

呼吸リハビリテーション指導を行い、少しでも楽に呼吸できるように指導します。
気管支を広げる効果のある吸入治療を行います。また重症で増悪を繰り返す場合には抗炎症効果のある吸入治療を行います。
重症度が高く低酸素血症が進行した方には、在宅酸素療法を行います。これにより寿命の延長と症状の改善が得られます。

気管支喘息・咳喘息について

気管支喘息

風邪をひいたとき、季節の変わり目、寒暖の変化などで、長引く咳や喘鳴(ヒュー音)があり、特に夜間~明け方に悪化するのが特徴です。運動時に悪化することもあります。
また、喘息には遺伝的な要素があったり、アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎・アトピー性皮膚炎などの病気を合併しやすい特徴があります。

咳喘息

気管支喘息との違いは、ヒュー音や呼吸困難などを伴わず、肺機能検査も正常ですが、気管支を広げる吸入薬(気管支拡張薬)で咳が改善する特徴があります。30%が数年後に気管支喘息へ移行するため、早期の適切な診断と治療が重要です。

肺機能検査と、呼気中一酸化窒素(NO)測定検査で診断を行います。アレルギーの検査もご提案します。

治療

吸入薬や内服薬、またはそれらの併用を行います。
しかし、吸入薬の処方を受けている半数以上の方が、吸入がうまくできておらず、病状に影響していると言われています。
当院では吸入薬の中から一人一人に適したものを選び、正しく吸えているかの確認を行います。

難治性の気管支喘息に対する抗体製剤について
  • 吸入薬・内服治療を行っていても、頻繁に発作を繰り返している
  • 定期的に経口ステロイドの内服が必要である
  • 好酸球性副鼻腔炎・アトピー性皮膚炎と診断されている

上記に当てはまる方に対し、当院では抗体製剤による治療をご提案しています。

※抗体製剤は皮下注射の薬であり、吸入治療等と比べて1回の費用負担が高額となります。所得に応じた高額医療制度や公費補助制度など、患者様に応じて、トータルの費用負担を少なくできるよう、導入前に詳しくご説明致します。

禁煙外来

喫煙は病気のリスクを高めます。加熱式タバコ、電子式タバコについても同程度のリスクがあります。
当院では適切なアドバイスや禁煙補助薬を用いた禁煙外来を行っております。(保険適応あり)定期的に12週間(初診、そこから2週間後、4週間後、8週間後、12週間後の計5回)の通院が必要です。

※現在、禁煙補助薬のチャンピックスが全世界で出荷停止となっています。そのため当院では、ニコチネルTTSによる禁煙治療を行っています。

高血圧症について

健康診断や医療機関において収縮期血圧140mmHg以上もしくは拡張期血圧90mmHg以上で高血圧と診断されます。
また、家庭での血圧は収縮期血圧135mmHg以上もしくは拡張期血圧85mmHg以上で高血圧と診断されます。
血圧が高いまま放置すると脳出血、脳梗塞(脳の血管がつまる)、心筋梗塞(心臓の血管がつまる)で突然倒れたり、心臓や腎臓の機能が悪化するなど様々な合併症を生じます。
治療を行うことで死亡率が低下するため、大きな病気になる前に、早期から治療を行うことが重要です。

治療

当院では食事運動療法・生活習慣の改善を行ったうえで、降圧薬を用いて治療を行います。

脂質代謝異常(高脂血症)について

動脈硬化の原因となり動脈硬化が進行すると、次第に血管の内腔が狭窄し、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞の引き金となります。
原因には遺伝性のものや、生活習慣(運動不足、偏食や脂質の過剰摂取、過食、アルコール、肥満など)よるものなどがあります。

治療

食事運動療法、適切な内服治療を行います。

糖尿病について

糖尿病とはインスリン(膵臓から分泌される)の分泌不足や作用不足によって、血糖値が高くなっている状態をいいます。
1型糖尿病と2型糖尿病に分類され、多くの方は2型糖尿病です。
1型糖尿病とは、何らかの原因でインスリンが分泌されなくなる病態で、2型糖尿病には、インスリン分泌が減少するタイプと、インスリンは分泌されているが有効に作用していないタイプがあります。

症状
  • 喉が非常に乾く
  • 尿が多い
  • 疲れやすい
  • 手足のしびれ
  • 目がかすむ
  • 傷が治りにくい
  • 性機能の問題(ED)
治療

食事、運動療法は糖尿病治療の基本となり、どのタイプの糖尿病にも必要です。
病状によっては食事、運動療法だけで血糖コントロールをすることができます。
薬物療法は病態によって、各個人様々となります。
内服薬、自己注射にも多くの種類があり、患者様の生活も考慮しながら薬物療法を考えていきます。
1型糖尿病の方は、インスリン療法が必須です。

脂肪性肝疾患について

非アルコール性脂肪肝は肥満との関連が極めて強い病態です。

治療

食事療法や運動療法による減量で内臓脂肪を減らすことが治療においては大切です。
肥満が無い方においても、内臓肥満がある場合が多いため減量が必要なことがあります。

甲状腺疾患について

甲状腺は、“のどぼとけ”(甲状軟骨)の下に存在する器官です。
甲状腺ホルモン(FT3,FT4)は甲状腺刺激ホルモン(TSH)によって調整されます。

症状

甲状腺ホルモンが多くなると

  • 心拍数と血圧の上昇
  • 動悸がする・不整脈
  • 過剰な発汗
  • 神経質や不安・睡眠障害
  • 意図しない体重減少

甲状腺ホルモンが少なくなると

  • 眠気
  • 抑うつ、無気力
  • 皮膚の乾燥・脱毛
  • むくみ
  • 体重増加

上記症状がある場合甲状腺の病気の可能性があり、精査が必要です。
甲状腺機能低下、甲状腺亢進症にはバセドウ病など甲状腺自体の病気や、脳の下垂体の病気などが考えられます。
精査を行い、内服治療を行い、必要な方には外科治療ができる病院を紹介します。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について

原因

肥満、下あごが小さい、小顔、首が太い・短い、歯並びが悪いなど骨格的・形態的特徴があると睡眠時無呼吸症候群になりやすいといわれています。

症状
  • 昼間、日中の眠気
  • 寝起きが悪い、頭痛がする
  • 熟睡できない
  • 寝汗をよくかく
  • いびきがうるさいと言われる
  • いつも疲れが取れない

このような症状があったら、睡眠時無呼吸症候群を疑います。

当院では、自宅でできる睡眠時簡易検査、もしくは睡眠時精密検査を行っています。
当院スタッフが院内で装着を行います。

簡易検査について

問診で睡眠時無呼吸症候群の疑いがあった場合、睡眠中の状況を把握するために自宅での簡易検査を行います。睡眠中、手指にパルスオキシメトリーを装着して無呼吸による低酸素状態を診断する検査と、鼻に呼吸センサーを装着して気流やいびきを計測する検査があります。

精密検査について(当院で検査可能です)

脳波や睡眠の質(深さ)などを検査する必要がある際に行われるのが精密検査PSG(ポリソムノグラフィー)検査です。
この検査には1泊の入院が必要でしたが、現在は自宅で実施することもできます。精密検査装置は、簡易検査のセンサーと合わせて、複数のセンサーを装着し、脳波、胸部、腹部の換気運動なども測定します。

CPAP治療

鼻に装着したマスクから送り込んだ空気の圧で空気の通り道を確保する治療です。空気圧を設定することで、睡眠中に気道塞がれるのを防ぎ、呼吸がスムーズにできるようになります。CPAP治療を行うことで睡眠中の無呼吸やいびきが軽減し、しっかりと眠れるようになるため、昼間の眠気や疲労感などの症状が改善します。マスクを装着して寝ることに違和感がある人もいますが、毎日装着しているうちに慣れてきます。

舌下免疫療法について(スギ花粉・ダニアレルギー)

アレルギーの原因であるアレルゲンを少しづつ長期間にわたって摂取することによって、アレルギー症状を抑え、根治をめざず治療方法です。
以前は、注射が主流でしたが、舌下投与が可能となり、ご自宅でも手軽にでき、副作用も少ないのが特徴です。
現在では、スギ花粉・ダニのアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法が認可されており、当院でも治療を行っております。
治療開始時期はダニは通年可能ですが、スギ花粉は飛散していない6~12月頃です。

治療効果

・3年以上治療された方では「完治20%」+「改善60%」=「計80%」の方に何らかの効果があると予想される治療方法です。
・症状が完全になくならなくても、症状が軽減し、薬の減量することができる可能性があります。

対象の方
  • スギ花粉・ダニのアレルギー性鼻炎をお持ちの方
  • 投薬治療などで効果が見られない方
  • 薬の副作用(眠気など)で日常生活に支障がある方
  • 鼻炎の薬を減らしたい方
対象外の方
  • スギ花粉症もしくはダニアレルギーではない方
  • 5歳未満の方
  • 重症気管支喘息の方
  • 悪性腫瘍や免疫系の病気がある方
  • 妊婦・妊娠を希望の方
  • 重症な心臓病がある方
治療の流れ

・アレルギー検査(※必ず必要です)を行います。(過去3年以内、他院で取ったアレルギー検査結果があればお持ちください。)
原因物質検索の項⽬数によって値段の幅があります。健康保険を使⽤しても初回検査料の⾃⼰負担分が3000円〜5000円程度かかります(3割負担の場合)。項⽬を絞っての検査も可能ですので相談ください。
アレルギー検査の結果を確認し、舌下免疫療法の適応を判断します。
■初回のみ、院内にてアレルゲンの投与を行い、30分経過を見ますので、午前は11時00分まで、午後は18時00分までに来院して下さい。
■約1ヶ月に1回の通院が必要になります。
■治療期間は年単位(3年以上推奨)となる。


接触性⽪膚炎に対するパッチテストは当院では⾏っていません。

肺結核・非結核性抗酸菌症(肺MAC症)について

症状
  • 長引く咳・痰(たん)
  • 血痰(けったん)・喀血(かっけつ)
  • 体重減少


症状がみられず、健康診断などで指摘されることもあります。

肺結核:大阪市は肺結核の患者数が全国でもっとも多い都市です。初期は咳などの症状が無いケースが多く、気付かないうちに感染し健診で偶然発見されたりと現在も後をたちません。
非結核性抗酸菌症(肺MAC症など):結核によく似た菌の感染による、中高年の女性に急増している進行性の病気です。無症状で健診などで偶然発見されることが多い病気です。
数年~数十年かけてゆっくり進行するものが殆どですが、血痰・喀血の原因となるタイプや、進行が早く呼吸不全に至るケースもあります。

検査

胸部レントゲンと喀痰検査が必須です。
血液検査で炎症の状態と、結核感染のマーカーやMAC抗体を測定します。
通院での診断が困難な場合は、気管支鏡検査による診断を依頼(市立枚方病院または関西医科大学附属病院に紹介)、診断確定後、通院での治療を行っております。
進行型の場合は診断後、内服薬による治療開始が望ましいですが、75歳以上の方や進行型に該当しないタイプでは、定期的な経過観察で良いケースもあります。

治療

・結核の方
全例に抗菌薬治療を行います。
検査結果で他人に感染させる可能性がある結核の方は、入院が必要です。
それ以外の結核の方や、退院後の結核治療の継続・フォローアップについては当院で治療が可能です。

・非結核性抗酸菌症の方
年齢および進行速度を考慮し、治療が必要かを検討します。75歳以上の方や進行型に該当しないタイプでは、無治療で定期的な経過観察でよいケースもあります。
抗菌薬内服治療が基本ですが、内服でよくならなかった場合は点滴治療を行います。

不整脈について

症状
  • 動悸
  • 動くと息切れがする
  • ふらつき
  • 胸の不快感
検査

心電図、レントゲンなど。また必要な方には24時間ホルター心電図を行います。

治療

当院では抗不整脈薬の治療を行います。必要な方にはアブレーション手術などができる病院へ紹介させていただきます。

骨粗しょう症

レントゲンを使って骨をデジタル解析し骨密度を確認し、血液検査で総合評価を行います。